医学生の日記帳

書きたいことを書きたいときに書いてます。地方の国立大学の医学生です。

春から大学生のみなさん必見!~医学部1年生の時間割~

高校時代とは大きな違いが・・・

1年生は主に教養科目で、医学関係の授業がちょろっとあります。
実際の僕の時間割はこちらです。

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水色が専門科目(医学科だけが受ける授業)

黄色が一般教養(略して般教と呼ばれる。全学部の学生が受けられる授業)

です。

空きコマ(授業のない時間)があったり、

必修(医学関係や理科系、英語)の授業以外は

どの授業を受けるか選べるところが高校までとは違うところです。

また、授業を受けてある程度の成績を取ると「単位」がもらえるのも

大学の特徴です。

次の学年に上がるための「必要単位数」が決まっているので、

大学は授業を受けて「単位」を集める単位クエストみたいなもんです。

以下、自分が一年生の時に聞きたかった!と思う授業を選ぶときの

注意点を書いていきます。

 

理科系はここに気を付けよう!

うちの大学の理科系の科目はこの3つでした。

それぞれについて書いていきます。

  • 生物
  • 物理
  • 数学

生物はきつい

この中で一番苦労したのは生物でした。

僕は受験科目として物理と化学を選択していたので、

生物の授業はマジできつかったです。

物理は受験科目で物理を選んだ人と選んでいない人が別のクラスなのに

生物はなぜか生物を選んだ人と選んでいない人が同じクラスで、

しかも高校で生物を学んだ人のレベルに合わせて授業をしますと先生が宣言。。。

 

授業に合わせて高校生物を勉強していくのもありだとは思いますが、

医学とは関係の薄い分野も多いのでモチベーションが上がらないし、

高校範囲から出るところもあるので結構厳しいと思います。

僕は、生物選択だった友達に教えてもらったりしてなんとか乗り切りました。

逆に生物選択だった人はほぼノー勉でもいけるみたいです。

 

物理もきつい

受験で生物、化学選択だった人の場合、物理は苦労すると思います。

さっき書いたように、物理は物理選択者とそうじゃない人が別のクラスで、

物理を勉強してこなかった人向けに多少やさしく教えてたみたいです。

ただ、どこまでが物理基礎でどこからが物理かとかはおかまいなしで、

公式の説明なしでいきなり練習問題ということも多いそうです。

生物選択だった人は、物理選択者かグーグル先生に

公式の成り立ちと典型問題の解き方くらいは教えてもらうとラクだと思います。

逆に物理選択者はそんなに苦労しないと思います。

高校でならった公式を微積分でも導出しよう、という授業で、

授業を聞いていればテスト前も焦って勉強するようなことはなかったです。

 

たのしい数学(得意なら)

数学は受験の時の数学が得意だったかどうかで戦略が変わります。

僕自身、受験期に数学が苦手だったので、まずはそっちの人向けに書きます。

・数学苦手な人

最初のうちは高校範囲の復習なので余裕です。

ところが5月、6月くらいになると教授が本気を出してきます。

小手調べが三角関数逆関数ですが、この辺はネットに

調べると分かりやすいサイトもいっぱいあるのでなんとかなるでしょう。

そのあと出てきた偏微分で僕はやられました。

 

謎の文字、謎の定理、謎の証明、、、

人に聞いたり調べたりしましたが、高校数学すらだましだましやってきた

僕には

よく分かりませんでした。(分かる人もたくさんいるとは思います!)

ただ、数学が苦手な人にも抜け道があるので大丈夫です。

それは、「大学の成績は6割あれば単位がもらえる」ということです。

僕が受けた数学の授業の場合、

成績評価は普段の授業の小テストが40%、期末試験が60%でした。

つまり、期末試験で偏微分の問題が解けなくて50/100点しか取れなかった

としても、

まじめに授業に出て、小テストの問題を解いておけば、

期末試験で30%分、小テストで30~40%分の点を稼げるので単位がもらえ

ます。

まさしく僕はこんな感じで数学を乗り切りました。

 

 ・数学得意な人

受験期から数学が得意で、数学で点を稼いで合格したぜ!

っていう人も医学部には一定数います。

そういう人は自分の武器を活かして戦いましょう。

これはうちの大学だけかもしれませんが、理科系の科目は

数学(前期、後期)

物理(前期、後期)

生物(前期、後期)

の6個のうち、5個の授業を受ける必要があります。

僕は数学が苦手だったので、後期の数学を受けませんでしたが、

数学(前期、後期

物理(前期、後期)

生物(前期、後期)

 

数学が得意な人は、後期の数学を受ける代わりに、

物理選択の人なら後期の生物、生物選択の人なら後期の物理

取らずに済みます。

勉強してこなかった科目、しかも前期より難しい後期の授業を受けなくて

いいので

結構楽みたいです。

 

まとめ

今日は理科系科目を紹介しました。

高校までとは違って、大学では学年順位が出るわけではなく、

各授業で6割以上の成績を取るのが目標になります。

得意科目の勉強はほどほどにして、苦手科目の勉強時間を増やしたり、

苦手な科目ほどしっかり授業に出席したりなど、戦略も必要になってきます。

ただし、まじめに授業を受けていればよっぽど留年することはないので

安心してください。


留年についての話や、英語や一般教養の授業については

またの機会に書こうと思います。では!